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98 クドリャフカの順番 米澤 穂信 著

古典部シリーズ第3巻。
いよいよ始まる文化祭。
しかし手違いで文集「氷菓」の発注部数がケタ違いになってしまう。
そして文化祭のなかで起こる連続盗難事件。
なんだかんだと盗難犯をつかめることが、氷菓の販売促進への道に・・・

この巻の新しい点は、段落ごとに古典部メンバー目線で物語が語られることです。
主人公の奉太郎なんかは、基本物販係で、部室を離れないという省エネっぷり。
主要メンバー4人にうまくスポットが当てられている。

けれど、読んでいて引き込まれるほどでもなかった。
もう少し短くまとめてもらえたらよかったかなあ。
ちょっと長く感じてしまい、ダレてしまいました。

このシリーズは長編でやるよりも、短編であるほうが面白い気がする。
(2012年6月読了)
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# by londonpunksbell | 2012-07-12 23:15 | 読書

97 ブラディ・ローズ 今邑 彩 著

薔薇。
花梨が苑田俊春のもとへ嫁に行くところから物語は始まる。
薔薇園を持つ西洋館の主、苑田俊春。彼の二番目の妻は墜落死したばかりだった。
そして最初の妻、雪子の面影と館の住人たち。

サスペンスというのですか。
雰囲気がある物語で、なんか昼ドラみたいな感じでした。
今邑作品は文体が読みやすく、作りがしっかりしているので
安心して読めます。
薔薇の話、歴史なんかも詰め込まれていて、なにより、人間模様の
怪しさがなんとも言えない。

雪子。その存在がこの物語の骨子なんだけど、こんな人たちが現代にいたら
怖いわな。

書かれたのがずいぶん経つので、すこし時代錯誤的な感じを抱くかもしれないですが、
傑作です。


(2012年6月読了)
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# by londonpunksbell | 2012-07-12 23:14 | 読書

96 陽だまりの彼女  越谷 オサム 著

女の子が男に読んで欲しい物語。みたいなキャッチフレーズが書かれていましたっけ。
ここしばらくずっと売れていてたまには軽い感じで恋愛小説も読みたいな、と思って手に取りました。

取引先の担当が、幼馴染の真緒。再開した二人が恋に落ち、結婚して・・・
ざっくりこんな話。

最後まで、最後まで甘甘な感じで、幸せな雰囲気の物語です。
なんというか、恋に恋している人向けな感じかなあ。
ヒロインの真緒がとても可愛い。
ただ読んでるこちらが恥ずかしい。

物語のラストですが、個人的にはこれがハッピーエンドなのかどうか。
すこし胸が痛くなる締めくくりでした。

軽く読みましたけど、結構深くのこったラストでした。
(2012年6月読了)
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# by londonpunksbell | 2012-07-01 15:11 | 読書

95 三月は深き紅の淵を  恩田 陸 著

「三月は深き紅の淵を」というタイトルの本をめぐる連作短編集。
「第四章 回転木馬」は長編「麦の海に沈む果実」に続く物語(続くというか凝縮されている)
この回転木が一番の難しい物語で、それまでの3章を総括している。
物語の内側と外側。だんだん現実と虚構が交じり合ってわかりにくくなって
深みにはまってしまう物語。

先の3章で存在や作者などについて物語は語られているのだが、それらが
ミックスされてフィックスされて複雑な構成の虜にされてしまいます。
というか、よく理解できなかった・・・

面白かったんだけど、いつか再読します。
事前に「麦の海に沈む果実」を読んでいたからだいぶわかりやすかった気もします。
(2012年6月読了)
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# by londonpunksbell | 2012-07-01 15:06 | 読書

94 愚者のエンドロール  米澤 穂信 著

「氷菓」に続く古典部シリーズ2巻。

文化祭に出品する先輩クラスの自主映画。
途中まで撮影された映像を魅せられ、犯人探しの依頼を受ける古典部。

前作読んで、だいぶ間が空いてしまった(2年くらい?)
最近夜中にアニメ化されて、文庫の表紙がアニメ絵になってしまい、
あわてて古いバージョンのカバー探して買いました。
が、あまり面白くなかった。

どうも惹きつけられる物語ではなかった。
なんか謎の問題提起があやふやなのか、何なのか。
良い点が見つからない。
うーん、次の巻に期待。
(2012年5月読了)
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# by londonpunksbell | 2012-06-17 23:46 | 読書

93 虚空の旅人  上橋 菜穂子 著

守り人シリーズ4巻。
今回はバルサではなく、チャグムが主人公。

サンガル王国の王位の式典へ向かうチャグムとシュガ。ナユーグル・ライタの目となった少女との出会いと、
サンガル王国の王子たちの出会い。そして海の向こうの国の陰謀に巻き込まれていきます。

今作は外伝的な位置づけの物語ですが、物語の舞台が広がっていきます。
南側の国が、ちゃんと国として登場します。
そしてなんといってもチャグムが皇太子としてしっかりと成長しているという点が良い。

サンガル王国第二皇太子タルサンとチャグムの最後のシーンが結構好きです。
チャグムにも、バルサ組以外の親友ができたんだなあ。

今後の展開の広がりに期待が持てる物語でした。
(2012年5月読了)
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# by londonpunksbell | 2012-06-17 23:41 | 読書