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<   2012年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧

100冊~

やっと目標の100冊到達です。
結構時間かかってしまい、約3年。
まあそんなことより、読みたい本はどんどん増えているので、
もっともっと続けていきます。
小説以外も、そろそろ手を広げていきます。

とりあえず目標達成できました。
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by londonpunksbell | 2012-07-12 23:18 | 読書

100 贖罪 湊かなえ

15年前、ひとりの女児エミリが暴行され殺される事件が起きた。
犯人の目撃者は4人の友達の女の子。
しかし犯人は捕まらず時間は過ぎていく。
あなたたちを絶対に許さない。必ず犯人を見つけなさい。
それができないのなら、わたしが納得できる償いをしなさい
エミリの母は彼女たちにそう告げる。
その言葉はそれぞれへの呪いの言葉となっていた。

4人の言葉で語られる事件とその後の彼女たちの生活、そして今。
最後に償いとしてエミリの母麻子の物語が語られる。
「告白」と同じような公正ですが、それほど衝撃はない。
ただ、登場人物全てにおいてバッドエンドな物語で、少々息苦しい。
しかし吸い込まれるようにして読んでしまうのは、彼女たちの言葉で物語が
語られていく話法だからだろうか。
それだけではなく、そこから語られる事件の残した傷跡が消えることなく
彼女たちを苦しめ続けたことのなまなましさもあるのだろう。

犯人はちょっと意外性があったが、正直驚きはなかった。
(72012年7月読了)
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by londonpunksbell | 2012-07-12 23:16 | 読書

99 ロビンソンの家 打海文三 著

母の順子さんは主人公が幼い頃に入水自殺をし、行方不明。
高校を休校し、主人公は昔住むはずだった家、「Rの家」へと向かう。
そこで従姉弟の李花、伯父の雅彦さんと出会う。
不思議な3人生活が始まる。


青春小説。セクシャルなんだけど、いやらしさはない。
文体がさっぱりしているからか、透明感や美しさすら感じる。

ずっと探していた本で、絶版にはなっていないからネットで買おうと思えば買えたんだけど
わざわざ書店で探し歩いてやっと手に入った本でした。

著者の本は「ぼくが愛したゴウスト」というSF小説しか読んだことなかったのだけれど
それが素晴らしくて、それに負けないくらいこのロビンソンの家も素敵な作品だった。
母親の失踪、自殺に隠された事実。雅彦と李花との出会いと語らい。

最後に少し悲しい話もあるんだけど、思うにキャラがあまり立っていない分
サラっと過ごしてしまう。
それが良いのか悪いのかわからないけど、だからこそ透明感がある美しさなのかとも思う。

著者打海氏は2007年の59歳で他界されており、新作は今後においてもう出ない。
しかし彼が書いた作品は残っているので、今後とも手にとっていきたい。
そう思える作品でした。
(2012年7月読了)
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by londonpunksbell | 2012-07-12 23:15 | 読書

98 クドリャフカの順番 米澤 穂信 著

古典部シリーズ第3巻。
いよいよ始まる文化祭。
しかし手違いで文集「氷菓」の発注部数がケタ違いになってしまう。
そして文化祭のなかで起こる連続盗難事件。
なんだかんだと盗難犯をつかめることが、氷菓の販売促進への道に・・・

この巻の新しい点は、段落ごとに古典部メンバー目線で物語が語られることです。
主人公の奉太郎なんかは、基本物販係で、部室を離れないという省エネっぷり。
主要メンバー4人にうまくスポットが当てられている。

けれど、読んでいて引き込まれるほどでもなかった。
もう少し短くまとめてもらえたらよかったかなあ。
ちょっと長く感じてしまい、ダレてしまいました。

このシリーズは長編でやるよりも、短編であるほうが面白い気がする。
(2012年6月読了)
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by londonpunksbell | 2012-07-12 23:15 | 読書

97 ブラディ・ローズ 今邑 彩 著

薔薇。
花梨が苑田俊春のもとへ嫁に行くところから物語は始まる。
薔薇園を持つ西洋館の主、苑田俊春。彼の二番目の妻は墜落死したばかりだった。
そして最初の妻、雪子の面影と館の住人たち。

サスペンスというのですか。
雰囲気がある物語で、なんか昼ドラみたいな感じでした。
今邑作品は文体が読みやすく、作りがしっかりしているので
安心して読めます。
薔薇の話、歴史なんかも詰め込まれていて、なにより、人間模様の
怪しさがなんとも言えない。

雪子。その存在がこの物語の骨子なんだけど、こんな人たちが現代にいたら
怖いわな。

書かれたのがずいぶん経つので、すこし時代錯誤的な感じを抱くかもしれないですが、
傑作です。


(2012年6月読了)
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by londonpunksbell | 2012-07-12 23:14 | 読書

96 陽だまりの彼女  越谷 オサム 著

女の子が男に読んで欲しい物語。みたいなキャッチフレーズが書かれていましたっけ。
ここしばらくずっと売れていてたまには軽い感じで恋愛小説も読みたいな、と思って手に取りました。

取引先の担当が、幼馴染の真緒。再開した二人が恋に落ち、結婚して・・・
ざっくりこんな話。

最後まで、最後まで甘甘な感じで、幸せな雰囲気の物語です。
なんというか、恋に恋している人向けな感じかなあ。
ヒロインの真緒がとても可愛い。
ただ読んでるこちらが恥ずかしい。

物語のラストですが、個人的にはこれがハッピーエンドなのかどうか。
すこし胸が痛くなる締めくくりでした。

軽く読みましたけど、結構深くのこったラストでした。
(2012年6月読了)
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by londonpunksbell | 2012-07-01 15:11 | 読書

95 三月は深き紅の淵を  恩田 陸 著

「三月は深き紅の淵を」というタイトルの本をめぐる連作短編集。
「第四章 回転木馬」は長編「麦の海に沈む果実」に続く物語(続くというか凝縮されている)
この回転木が一番の難しい物語で、それまでの3章を総括している。
物語の内側と外側。だんだん現実と虚構が交じり合ってわかりにくくなって
深みにはまってしまう物語。

先の3章で存在や作者などについて物語は語られているのだが、それらが
ミックスされてフィックスされて複雑な構成の虜にされてしまいます。
というか、よく理解できなかった・・・

面白かったんだけど、いつか再読します。
事前に「麦の海に沈む果実」を読んでいたからだいぶわかりやすかった気もします。
(2012年6月読了)
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by londonpunksbell | 2012-07-01 15:06 | 読書